今神温泉・立て札今神温泉(いまがみおんせん)は、山形県最上郡戸沢村にある温泉です。

泉質は、含食塩芒硝重曹泉です。

効能は、慢性湿疹、角化症、循環器系疾患、高血圧、動脈硬化症、婦人病などに効果があるとされます。

鉄道・車では、陸羽西線古口駅よりタクシーで約40分ほどかかります。

完全に湯治専用の温泉なので、観光や貸切バスでの来湯は遠慮したほうが良さそうです。

温泉街はなく、今熊山麓の原生林の中に、長倉川の渓流を眼下に見下ろすように、一軒宿の「今神温泉」があります。

今熊野神社と密接な関係があり、かつては今熊野神社にまつわる霊場の一つであったため、「念仏温泉」と呼ばれることもあります。

以前は、日帰りや1~2泊の宿泊も受け付けていたのですが、短期客のマナーが悪く、湯治客に迷惑が及んだそうなので、現在では湯治客のみ受け付けています。

電気なども引かれておらず、夏季のみの営業です。

古来より万病に効き、難病に格別の効果があるとされ、現在でも治療法が見つかっていない多くの難病患者がやってくるそうです。

浴客は必ず白装束の湯着を着用し、「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えながら入浴するのがしきたりとなっています(念仏温泉の由来)。

なお、温泉の敷地内には御石(今神石)という大きな石が安置されています。

また、温泉の近くには「御池」という池があり、その湖面の美しさは格別です。

開湯は神亀元年3月8日と言われています。

浴場の祭壇には阿弥陀如来、薬師瑠璃光如来、観世音菩薩の三尊が祀られていますが、これはその昔、熊を射ちに入った狩人が谷底から立ちあがる湯の中に三尊の姿を見たことに由来するそうです。

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